高配当株ポートフォリオ艦隊☆司令長官の奮戦記

配当再投資戦略で資産形成を目指すサラリーマン投資家の手記

株式投資の皮肉

株式投資の魅力。


投資先企業の強みは何か?

その強みをIR活動でアピールできてるか?

そのビジネスは30年後も利益を出せるか?

市場はその企業をどう評価してるか?

ポートフォリオのリスク管理は十分か?


企業に長期資金を提供する立場から真剣に考えて株をやることで、会社はどっちに進むべきか、そういう次元で思考できるようになれるはずだ。


そんなことを考えていると、やはりS&P500インデックスの積立一本というのは物足りない。


賢くなりたい、社会的に成功したい。そういう男らしい願望が勝ってるから、バフェットが推奨する市場平均の積立には目もくれず、自分の力量で投資先を選びたくなる。


そしてボロ株を掴んで爆損の海に消えていく。

個人が長期投資できる銘柄とは

やはり株式投資はギャンブルではないか?


ここ数年、強気相場ばかり見てきたせいで感覚がマヒしていた。


最近の下落相場を見て、株式投資は競馬やパチンコと本質的に同じだという事実を突き付けられた。子供たちの教育や老後の暮らしのための虎の子の貯金を、こんなギャンブルに注ぎ込むなどというのは、一家の大黒柱として頭がどうかしている。


だけど、超長期でみたら現金はインフレで目減りしていくことが確定しているので、30代半ばで持っている数百万円をそのまま老後まで置いておこうと考えるのも、気が狂っている発想である。


だから、株式投資は難しい。


未来のことを真剣に考えると、家族の将来を背負って投資できる銘柄って、本当に限られているんじゃないか?


・全地球のホモ・サピエンスの生活に欠かせなくなっている糧を供給する企業
・S&P500のような市場全体に連動するINDEX


情報劣位にある一般のサラリーマンが投資して良いのはこれくらいだろう。これら以外に金をつぎ込むことは、いくら理由をこじつけたところで、ギャンブルに等しい。


私はこれからは、


マクドナルド、コカ・コーラ、P&G、ジョンソン&ジョンソン、この4銘柄をポートフォリオのコアに据えるべきではないかと考えている。


ローリスク・ローリターン。サラリーマンの人生との相性もよさそうだ。


ちなみに、タバコ株の配当は魅力的だが常にリスクが付きまとう。『株式投資の未来』では数十年間のフィリップ・モリスへの配当再投資がパフォーマンスNo.1だと書かれているが、実際にそんなことができた者はこの惑星におそらく一人もいないだろうし、そもそもそんな危険なことはやるべきではない。


航海日誌(2018年10月配当実績)


この10月は株価の急落によりポートフォリオ艦隊が大損害を受けたが、3銘柄から配当金が入金された。

①コカ-コーラ(KO) 

 米国株高配当投資の筆頭。


 購入金額(手数料除く):  3,492.00ドル
 配当金額(税引後手取):       22.45ドル
 配当利回り(年率)  :   2.57%


 日米の二重課税により3割が源泉徴収されてもなお、2.57%もある!


②フィリップ モリス インターナショナル(PM) 

 最強の配当マシーンであるタバコ屋さん。


 購入金額(手数料除く): 3,584.68ドル
 配当金額(税引後手取):      39.95ドル
 配当利回り(年率)  :   4.46%


 配当利回りが超高いうえに米国税率が低いのでパフォーマンスはぶっちぎりだ!


③スターアジア不動産投資法人(3468)

 わが家計では、J-REITを通して不動産もやっている。


 購入金額(手数料除く): 103,600円
 配当金額(税引後手取):   2,211円
 配当利回り(年率)  :   4.27%


  リートは利益の大部分を配当することが法律で決められているので利回りは高い。そのうえ、株式とはアセットクラスが違うため、10月の株価急落騒動もどこ吹く風で全く影響がなかった。わがポートフォリオでもJ-REITをもっと増やしても良いかもしれない。




 従業員のみなさまに感謝いたします