高配当株ポートフォリオ艦隊☆司令長官の奮戦記

配当再投資戦略で資産形成を目指すサラリーマン投資家の手記

FRBの利上げ、私たちの生活や投資への影響は?

 米国の中央銀行にあたる連邦準備理事会(FRB)が利上げを決めた。短期金利の誘導目標を年1.75~2.00%から2.00~2.25%へ0.25%引き上げた。


 米政策金利の誘導目標 2.00% ~ 2.25% !


 米経済は4~6月期の成長率が4%台に高まっていて、FRBは米国経済の強さに自信を深めている。今後も利上げを継続し、最終的には3%くらいまで引き上げる予定みたいだ。
2008年のリーマンショック以来続けてきた金融緩和も、いよいよ出口が見えてきた。


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 わが家計では、米利上げの影響について次のように考えている。


Q:住宅ローンの変動金利が1%未満なので安心していたが、これからは上がるの?
A:当面は上がらないので安心されたい。日本の政策金利は-0.1%であり、日銀も当面これを継続する方針である。日本経済も強くなってきてはいるが、家計や企業のデフレマインドが強く、賃金や物価が思うように上昇しないので、金融緩和の出口はまだまだ先だ。


Q:株価は下がるのか?
A:FRBの利上げを受けて、米国高配当ディフェンシブ銘柄は下がるかもしれない。なぜなら、ディフェンシブ銘柄は大幅な値上がり益が期待できないため、債券利回りが上がることにより、相対的な魅力が落ちるからである。しかし、米国では長期的にはインフレが株価を押し上げると考えられるから、長い目で見れば、損を出す心配はしていない。


Q:為替レートはどうなる?
A:米国の金利が高くなったことによりドル通貨を保有するメリットが増すので、円安ドル高に振れるだろう。現に足元では1ドル=113円台まで上がっている。だが、日本のインフレ率は米国よりだいぶ低いから、それほど急激に円安が進行するわけではないだろう。


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 そういうわけで、わが家計では、ローンの繰り上げ返済、株式の売買、円通貨のドル転、一切何もやらない。この世界の片隅で、ひたすら配当金を待ち続けるだけの日々が続きそうだ。